atelier resfeberができるまで
東京都心の片隅、善福寺の地には、豊かな自然と1000年の歴史が息づいています。
源頼朝が祈りを捧げた井草八幡宮や、守られてきた自然環境が静けさと温もりを育んできたこの地で、atelier resfeberは小さなアトリエを構えました。
この豊かな自然と歴史、そして創造性が交錯する場所で、訪れる人々と共に新たな物語を紡いでいきます。
東京都心の片隅に、時が静かに流れる場所があります。西荻窪・吉祥寺・上石神井の中間に位置する、都立善福寺公園の周辺。古くから人々の手があまり入らなかったため、豊かな植生が守られ今でも息づくエリアです。
この地が形作られたのは、遡ること千年前の鎌倉時代。源頼朝が平家追討を祈願し、また水を補給するために弓を射て井戸を作ったことに由来すると伝えられています。
23区内とは思えないほど豊かな自然が広がり、季節ごとに表情を変えるこの静謐な森。古の人々の祈りと希望を受け止めながら時を重ねてきたこの森では、野鳥がさえずり、固有種の植物がひっそりと静かな命を繋ぎ。今も変わらず訪れる人々に安らぎを与えています。
かつて、この地には50を超える商店が立ち並び、人々の暮らしの拠点として賑わいを見せていました。しかし時代と共にその姿は移ろい、今では数えるほどに。それでも、この地に息づく文化とコミュニティは、今でも静かに紡がれています。
毎年秋に善福寺公園で開催される、野外アートフェスティバル「トロールの森フェスティバル」。この小さな祝祭に代表されるように、長い歴史を静かに刻みながら、この地に息づいてきた穏やかな悦びと創造性は、今でもあたたかな灯火の記憶となって大切に受け継がれているのです。
私たち atelier resfeberは、そんな善福寺の地を舞台に、自然とアートが響き合い、創造性が交錯する小さな空間を育んでいきたいと考えています。
「人は誰もがアーティストであり、人生を主体的に、自分らしく生きる権利がある」という信念のもと、目指すは表現の喜びを分かち合いながら、心から共鳴できる人たちが集う特別な場所。この豊かな喜びを理解し、感じ取れる人同士が交わることで生まれる、新しいインスピレーションの循環。それが私たちの目指す、善福寺の地に深く根差した"atelier"の姿です。
atelier resfeber では、自然とアート、そして地域の温もりが交差する特別な場で、作品を展示したり、心通う交流を育んだりする機会を提供いたします。
自然にインスピレーションを得て生まれたもの、人々の日常を彩るアイデア、または何気ない感情を形にした作品など、あなたの創造性がこの地の空気に溶け込み、善福寺ならではの物語を編み込んでいくことを願っています。
一歩踏み出す場所、それが善福寺。小さな始まりが、ここから広がっていきます。
自然に囲まれた穏やかなこのエリアで、新しい物語の最初のページを共にめくってみませんか?
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